[少年王者]
タイガー書房「WILD(ワイルド)」
昭和42年8月〜昭和43年6月
マンガが台頭してきて、絵物語がどんどん衰退していった時に、もう一度、絵物語の面白さを読者に伝えたいと、山川惣治自身がタイガー書房という出版社を興して発行したのが、この絵物語雑誌である。しかし、もう時代は完全にマンガ中心になっていてこの雑誌は売れなかった。結局、出版社は潰れてしまい、山川惣治は多額の負債をかかえてしまった。
連載されていた『バーバリアン』は、のちに角川書店から一冊の単行本として刊行されている。
後半に連載されている『少年ケニヤ』は、旧稿の再録ではなく、まったくの書き直しという力の入れようだった。
前半8冊は、箱入りセットでも売られた。
表紙 |