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[少年エース]

『少年エース』
 連載:「産経新聞」昭和34年12月7日〜昭和36年8月4日※602回
     二次利用:「中部日本新聞」昭和34年12月8日〜昭和36年8月4日※600回

『続少年エース』
 連載:「中部日本新聞」昭和36年8月10日〜昭和37年12月30日※504回


 産経新聞出版局・全3巻(未完)
   第1巻:昭和36年01月10日
   第2巻:昭和36年06月15日
   第3巻:昭和36年08月20日
  



[注記−1]
 単行本は、連載の半分強しか収録されていない。また、単行本化に当たって、あちこち描き変え・編集が行なわれている。連載の時に小コマだったところが、単行本では大コマになっているとか、その逆とか、ずいぶん手が入れられている。
 連載の後半は、エースが陸に上がり、宇宙人や宇宙人が放った放射能巨大モグラと戦ったりする。物語冒頭のクラーケンの怪物との戦いなどはどこかへ行ってしまい、中途半端なところで話が終わっている。山川惣治氏は、宇宙人やUFOに興味が深く、また、当時、その手のものが流行ったので、話を面白くするため、そうした要素を強調したのだろう。

[注記−2]
 2004年に私は、多摩図書館で、山川惣治の『少年エース』の掲載紙と連載時期について調べた。マイクロフィルムで確認したところ、昭和34年12月7日から、昭和36年8月4日まで、602回連載されていた。
 ところが、2008年3月に河出書房新社から出た『山川惣治 「少年王者」「少年ケニヤ」の絵物語作家』の書誌を見ると、

 少年エース『中部日本新聞』(中部日本新聞社)[昭和34年1月1日〜昭和37年12月30日]※途中から、「続少年エース」に改題

 となっている。

 そこで、中日新聞社に問い合わせを行なったところ、

『続少年エース』の連載は、昭和36年8月10日から昭和37年12月30日までの504回である。『少年エース』は、昭和36年8月4日の600回で終了。その後4日間休んで、8月9日に同じ体裁で、凸版見出しだけを『続少年エース』に変えた「これまでのあらすじ」を掲載した。

 との回答を得られた。

 どうやら、産経新聞連載の『少年エース』は二次利用であり、続編の方は、産経新聞には連載されなかったようである。

[注記−3]
 『山川惣治 「少年王者」「少年ケニヤ」の絵物語作家』を出した河出書房新社の編集者に問い合わせをしておいたところ、書誌に誤りがあったとの報告が来た。

『少年エース』の初出はやはり「産経新聞」で、「中部日本新聞」が1日遅れの二次利用とのこと。ただし、「中部日本新聞」の方が600回と、連載回数は2回少ない。なお、『続少年エース』は「中部日本新聞」にしか連載されていないそうだ。



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