ここには、私が今まで滑ったことのあるスキー場に関する感想が掲載されています。
地球上の全スキー場を制覇するまで、この目論見は続きます。
私のスキー歴
2014年 赤倉×1 妙高池の平温泉×3 妙高杉ノ原×7 野沢温泉×1
2010年 上越国際スキー場×1、アルツ磐梯スキー場×2
2009年 黒姫×1、妙高×1、妙高池ノ平×1、赤倉×1、苗場×1、志賀高原×2
2008年 黒姫、妙高
2007年 黒姫、妙高
2006年 黒姫、妙高
2005年 黒姫0.5×3、妙高池ノ平0.5、斑尾豊田村スキー場0.5×2、サンメドウズ清里1×2、ブランシュたかやま×1、玉原×0.5。奥志賀×2
2004年 黒姫×1.5、妙高×0.5、サンメドウズ大泉・清里スキー場×5、富士見パノラマ×1、ブランシュたかやま×1、奥志賀×1.5(焼額山を含む)、丸沼高原スキー場×1
(奥志賀は取材のため、黒田研二氏と行きました)
2003年 大泉・清里スキー場×2.5 富士見パノラマ×1、シャトレーゼ×1、野辺山×1、白馬八方×4、安比×3、尾瀬岩倉×1
(安比は取材のため、黒田研二氏と行きました)
2002年 黒姫×2、妙高×2、富士見パノラマ、キッズメドウズ大泉・清里(雨で滑らず)、白馬×2.5、キッズメドウズ大泉・清里(スキー教習)、蔵王×2
(蔵王は取材のため、黒田研二氏と行きました)
2001年 黒姫×3、赤倉、タングラム、かたしな高原、キッズメドウズ大泉・清里、白馬八方×2、白馬岩武、奧志賀×2、キロロ・リゾート(スキーボードも始めました)×2
2000年 黒姫×2、妙高、タングラム、斑尾、富士見パノラマ、川場、アルツ磐梯、白馬八方×3、草津
(アルツ磐梯は、『白銀荘の殺人鬼』の取材のため、愛川晶さんと行きました)
1999年 黒姫×2、富士見パノラマ、サンアルピナ鹿島槍、HAKUBA47、白馬五竜、白馬八方×2、玉原
(この年の途中からカービングの板になりました。少しうまくなったような気がしました)
1998年 黒姫×2、富士見パノラマ、小海リエックス、玉原
1997年 黒姫×2、富士見パノラマ、野辺山、白馬八方×3
1996年 黒姫×2
[2004年度]
キッズメドウズ大泉・清里が、サンメドウズ大泉・清里に名前替えしていた。
3月中旬に行った奥志賀は雪質も充分に滑れるものだった。さすが。写真は、焼額山から一ノ瀬を望んだところ。
ブランシュたかやま、丸沼高原スキー場が、初もの。やはりスキーヤー・オンリーのブランシュたかやまがわりと良かった。丸沼高原は受付のお姉ちゃんが仏頂面でサービス悪し。
今年は、アトミックのβarc・convictionから、βarc・respectionに板を変えたら、これが自分の滑り方や技量にピッタリだった。板はとても軽く、ビンディングもレースにしたので、全体的にも軽くて、本当に楽だった。軽いのに、速度を出してもバタつかないし、もちろん、小回りも楽。後部がconvictionのようにひっかかることもないので、操作が楽しい。しばらく、この板を使うつもりだ。
富士見パノラマは、割引パックがなくなった。他に魅力もないので(コースが長いだけ)、来年から行かないかも(食事も相変わらずまずいし)。
[2003年度]
車は今シーズンからいすゞのビッグホーン・ロータスSEのガソリンに変わった。エンジンが静かになったのはいいが、ディーゼル・ターボの方がトルクがあって乗りやすい。
八ヶ岳ではザイラーがシャトレーゼに成り代わっていた。シャトレーゼのお菓子がいっぱい売っているのは良かった。
ようやく、富士見パノラマの長いコースを上から下まで滑り降りても苦ではなくなった。逆に、富士見パノラマが非常に面白いスキー場に思えてきたから不思議である(当然か)。
2月16日から19日まで白馬八方で滑ってきた。17日からは連続三日間晴天という素晴らしい天気に恵まれた。その分、今年は少し積雪が少なめであったが、上の方なら寒いので、ゲレンデの状態はそれほど悪くなかった。今年のコースガイドを見ると、白馬八方もスキー保険に加入しているとあった。これはたいへん良いことだと思う。しかし、相変わらず、下の方には救護施設がないのはどういうものか。
3月12日から14日まで、東北の安比スキー場で滑ってきた。実に大きなスキー場で、たっぷり滑ることができた。各コースも長くて良い(その分、ゴンドラやリフトが長いが)。天候にも恵まれたし、状態の良い雪もたっぷりあった。
しかし、こんなにコース上の案内の貧弱なスキー場も珍しい。曇って雪が降ると、自分がどこにいるのかまったく解らなくなる。何とか改善してほしい。
[以下は過去のこと]
私は33歳で初めてスキーをした。今(2001年正月)41歳だから、8年前のことだ。35歳まで、年一回スキーをする程度で、ボーゲンも必死という状態だった。35歳の時、同じ頃に我孫子武丸さんがスキーを始めたことを知り、白馬でスキーを覚えた我孫子さんと、八ヶ岳でスキーに狂っている笠井潔さんが、それぞれのスキー・ツアーに私も誘ってくれるようになった。この時から、本格的にスキーを始めたわけである。だいたい、1月に八ヶ岳へ、2月に白馬八方へ、十人くらいのメンバーで泊まりがけのスキーをしにいくことになる。
運動神経皆無の私だが、回数を重ねたおかげで、昨年くらいからはようやく初心者を脱したようだ。我流でやっているから、未だにパラレルもウェールデンも区別がつかない。ただコースを無心で滑り降りるばかりだ。
しかし、こうなってくると、面白いもので、1シーズンになるべくたくさんスキー場へ行きたくなる。一昨年からは、スキー場ガイドを買って、行く予定のスキー場のゲレンデやコースを事前に調べるようになった。A型の血液型のせいか、前もって予定や計画を立てるのが大好きなのだ。
車の方も、もともと四駆のブルーバードSSSリミテッド・アテーサに乗っていたが、スキーを本格的にやるようになり、RV車のチャレンジャーに乗り換えた。笠井さんの乗っているレンジローバーや文藝春秋社の編集さんが乗っていたパジェロの走破性を見てのことである。
スキーとスキー場に関する意見
まず、スキーとスノーボードはまったく違うスポーツだと思う。この二つを同じゲレンデに押し込むのは間違いだ。また、スノーボードにはスノーボードに適したリフトを開発すべきである。そして、スノーボーダーに対するマナー教育をもっとしっかりやってほしい。リフトに乗る所や降りた所に固まるな、ゲレンデの途中(特に真ん中)に立ち止まったり座ったりするな、というようなことは、スキーを始めると真っ先に教わることである。それを、ボーダーは平気で行っている(もちろん、ボーダーは立っているのがつらいことは解る)。つまり、この二つのスポーツを同一のフィールドで行わせるオーナーの方が悪いのである。スキーヤー専門のスキー場と、スノーボード専門のスノーボード場に、きっぱりと分かれるべきだ。
そのために、たとえば人口の少ない(これから少なくなるであろう)スキー場の値段が高くなっていもこれは(安全面を考えても)仕方がないことだ。
ゲレンデの食事はやはり高すぎる。そこでしか食べられないのだったら、むしろ安くするべきだ。高い所まで食材を上げたり、トイレを用意する分の費用が入っていることは仕方がないだろう。しかし、センター・レストランなどで、あんなに高い値段付けをするべきではない。その上、あんなまずい物ばかり出していて、経営者として恥ずかしくないのだろうか。
これから、日本は老人社会に向かう。当然のことながら、スキーを行う(スノーボードも)人間もだんだん高齢化してくる。その時、スキー場も高齢化対策が必要となるはずだ。
たとえば、私は数年間からの病気で、食事は油物や刺激物が食べられない。揚げ物、天ぷら、肉類、カレーなどだ。つまり、ゲレンデのレストランで出てくる食事のほとんどが適さない。食べられるのは、生野菜(ドレッシングをかけないもの)、おにぎり、白米、焼き魚、煮魚、煮物、など、和食系が中心だが、ゲレンデのレストランには、これらはほとんどない。
先も述べたとおり、これから老人が多数スキー場に足を運ぶ時代になるので、そういう脂っこくない食べ物も用意してもらいたい。たまに、ソバかうどんを食べようと思っても、天ぷらソバ(うどん)しかメニューにないということがあって、結局食べられなかったりするのだ。
こうした面から対応していかないと、どんどん中高年以上はスキー場へ足を運ばなくなり、ますますスキー人口は減るばかりだ。
雪道の走り方
自動車の雪道対策について書く。まず、スキー場へ向かうような人は、必ず、四輪駆動車にスタッドレスタイヤを履いて来てほしい。最低でも、FF車にスタッドレスタイヤという装備をお願いしたい。ゴム・チェーンや金属チェーンは、あくまでも緊急時の脱出用である。雪道を長時間走行するためのものではない。四駆の自動車はまだしも、スタッドレスタイヤを購入するお金がないという人は、スキー場へ来るのはやめるべきだ。来る資格もないと思う。スキー場へ向かう坂道でチェーンをあわてて巻いているバカ者や、ノーマル・タイヤで来てスタックしているオロカ者を時々見るが、こういう輩は他人の迷惑だし、何より、自分の命が危ないと知るべきだ。その人間の命が危ないだけなら、その人物の自業自得だが、他の車がはねることもあり、結局は大勢の人間に迷惑をかけることになる。
それから、チェーンに関して、よく「駆動輪だけ巻けば良い」というようなことが言われるがが、これはまったくの嘘だ。自動車雑誌の「ベストカー」などでも、平気でこういう出鱈目を書いているので、注意すべきだ。タイヤは四つあるのですから、滑りたくなければと、四輪ともスタッドレスにするか、四輪ともチェーンをかける必要がある。チェーンを駆動輪だけ巻くというのは、東京みたいな平地で、ちょっとだけ雪が降っている時、ある程度短い距離を緊急的に移動する際の話だ。雪道、凍った道をある程度の距離以上走る場合は、必ず、四輪とも滑らない対処をしてほしい。前輪、もしくは後輪にしかチェーンを巻いていない場合、ハンドルを少し切るだけで、ノーマルタイヤが滑って、車は回転してしまう。制動距離(停止距離)も当然延びる。すべて事故に繋がることは自明だ。
自分の命と、他人の命を守りたいと思ったら、最低限、これらのことは守ってほしい。。
なお、四輪駆動でスタッドレスを履いている場合、チェーンを持っている必要はあるかどうか。持っているにこしたことはないが、その状態でチェーンを巻く事態になったら、もう外は猛吹雪か一メートル以上の積雪だろう。そんな事態に陥る前に、さっさっと引き上げる勇気が重要なのだ。
信越方面
[黒姫高原]
33歳にして、生まれて初めてスキーをした場所。前山ゲレンデと黒姫ゲレンデの二つから構成されているが、魅力的な中斜面が短く、基本的にファミリー・初心者向け。ただ、空いているのが最大の魅力。中級者には、中央のクアッドより右手の第5リフトがお勧め。センター・レストランあり(逆に、ここしか食事ができない)。駐車場の誘導が悪い(センター前の駐車場以外は、町営だから)。
[妙高杉の原]
ゴンドラのある右手の杉の原ゲレンデ、幅広いバーンのある左手の三田原ゲレンデから構成されるが、上部で連結されているので、特に問題はなし。また、上から下まで、長い距離を滑ってこれるのが魅力。問題は、小さいリフトが動いていないことが多く、ゴンドラや、三田原のクアッドに客が集中することである。駐車場は大きめ。
コース自体は非常に魅力的なのだが、プリンス系精神(高くてぼったくり)によって運営されているので、そこが嫌い。
(2002)三田原ゾーンのJバー・リフト横に、ボードやショート・スキー用の凸凹が作られていた。ここをショート・スキーで滑ったらけっこう面白かった。
[赤倉]
ゲレンデ・ガイドを見ると横に広いが、結局は(中級者の場合)、左側手前の赤倉観光ホテルゲレンデで滑ることになるので、たいしたことはない。横幅も妙高に比べると狭い。駐車場はまあまあの大きさ。
[タングラム]
斑尾と繋がるが、斑尾は面白くないので(私のような中高年には)、結局、ここだけで滑っていた方がまし。全体的に小さいが、中央ゲレンデは角度がわりとあるので、初心者、中級者の足慣らしにはもってこい。センターから滑り出せるのは便利だが、駐車場からセンターまでやや歩くのがつらい。
[斑尾]
若者やバカ者がいっぱい。広いけれどゴミゴミしている感じがするのは何故でしょう。けっこう混んでいる印象しかない。
[戸狩]
若者だらけ。ゲレンデにも魅力なし。ゲレンデを出た所にすぐに日帰り温泉があり、しかも、安い。
[野沢]
実は、まだここは滑っていません。滑る目的で野沢温泉に泊まったのだが、温泉街からスキーを担いでスキー場まで行くのが面倒でやめてしまった。駐車場がほとんどないに等しく、車でのアクセスが悪いのだ。今時、駐車場からすぐにゲレンデやセンターに行けないようではだめでしょう(温泉街も道幅が狭く、車で入り込むには覚悟が必要。)。
中央道方面
[野辺山]
上級者コースが一番手前にあり、初級者コースが一番奥にあるという変なコースレイアウト。初心者にすると、駐車場から滑り出しまでの繋がりが恐ろしく悪い。中級用のリフトを降りた所も狭い。
[小海リエックス]
中級者コースが意外に長く、わりと良い印象。全体的にはこじんまりしている。穴場かも。
[富士見パノラマ]
やたらにボーダーがいるのが、私のようなスキーヤーにはつらい。ゲレンデは人工スキーのため氷状でガリガリしている。ゴンドラを使って長い距離を滑るか(途中に上級者級の急斜面あり)、上部で短いリストを何回も往復するかしかない。林間コースのようなものがないので、初心者は楽しめない。
桐野夏生さんと、貫井徳郎さんが、上から下まで10秒で滑り降りたという伝説がある。真偽はいかに。というか、桐野さんは早すぎて、私は後ろ姿も見たことがないのである(私がブーツのバックルをはめている内に、もういなくなっているから)。
富士見パノラマを中心とした八ヶ岳近辺のスキー場は、笠井潔さんのツアーでここ数年訪れている場所。これに関しては、いずれ『八ヶ岳スキー密室事件(仮)』という本が出るのでぜひ見てもらいたい。
そうそう、ゴンドラを上がった所にあるレストランの食事は恐ろしくまずい(特にピラフ)。私は金を返せと文句を言い、返してもらった。
(2001)『八ヶ岳「雪密室」の謎 (笠井潔編)』が、発売になりました。
[キッズメドウズ大泉・清里]
大雪が降った翌日の日曜日にいったせいで、ゲレンデ・コンディションは最悪だった。上・中級コースはこぶだらけ。初級コースと、それ以上のコースとの程度の差が開きすぎ。
(2002)今年も、最初は雨で滑れず。二回目に行った時は晴天で、ようやくこのスキー場を満喫した。
白馬方面
[鹿島槍]
すり鉢状になった中央にセンターがあり、四方にコースがあるという面白い形。けっこう奥深いのに、わりと初心者向けという印象を受けたのは、長い中級コースがないからだろうか。ボーダーが多かったせいだろうか。
[白馬五竜][HAKUBA47]
47の駐車場に車を止め、ゴンドラで一気に上に上がり、しばらく上部で滑ってから、五竜の方へも言ってみた。
47は、初級者コースがゲレンデの最上部にあるという珍しい形をしている。47は新しいこともあって、非常に好印象。中級コースも上から下の駐車場までまで滑りおりることができるので、非常に長い。
五竜は施設が古くさくて、コースも幅が狭いので、あまり好きになれなかった。
[白馬八方]
我孫子武丸さんのツアーで、ここ数年訪れているが、未だに全コースを制覇していない。というより、最初の三年ほどは、初心者用の咲花コースばかりで滑っていたのだ。やっと一昨年より、中級コースも滑れるほど腕が上がってきたわけである。
ゲレンデ下部に大きな駐車場がないことを省けば、広いし、奥深いし、コースに変化があるし、センター・レストランはあるし、雪もまあまあいいし、初心者用の迂回コースもあるし、とても良いスキー場である(奥深いので、リフトが4時で止まるのもちょっと残念――2001年度は4時半まで動いていた)。
我々は毎年、とあるペンションに泊まり、咲花ゲレンデまで送り迎えしてもらい、北尾根やスカイラインを攻め、それからゴンドラでパノラマコースへ上がるのを常にしいてる。スカイラインからパノラマの方へ伝っていくこともある。
咲花からゴンドラアダム駅までは、前はかなり難所があった。駅の手前がコブだらけだったのだが、オリンピックが終わってみたら、コブがなくなってさっぱりしたコースに変わっていた。私にはありがたい変化だった。
私はまだ、一番高い所は、兎平スキーハウスまでしか行っていない。
[白馬岩武]
思ったより広く、高低差もあり、特に裏側のコースがガラガラで、なかなか良かった。ただ、全体的に、コース案内が貧弱なような気が。
関越道方面
[玉原スキーパーク]
東京から一番近い。ゲレンデは、手前が超初心者用(本当の初心者と子供向け)で、中間から上が中級者用。手軽に行けて良いのだが、リフトに問題が。中級者ゲレンデまで行く初心者用リフトの速度がやたらに遅いのである。二本リフトが並行して走っているのだから、片方を早くすればいいのに。一度、スキーヤー・オンリーの日に行ったらバカ混みだった。子供を持っているファミリー層が、ボーダーをいかに危険に思っているかの証拠である。
[川場]
玉原の次に東京に近い。立体駐車場がセンターになっていて、そのままゲレンデに出られる。ボーダーが多かったのには閉口。また、かなり人工雪がガリガリしていた。
[草津国際]
木曜日の夜に草津のホテルに入り、金曜日は晴れで、しかもけっこう空いていたので滑り放題だった。しかし、土曜日は人があふれ、食堂にも入れない状態で、半日で上がるしかなかった。その時、天候が急変して激しい雪が降ってきたので、絶妙のタイミングだった。
ロープウェイを使う上部の振子沢コースと清水沢コースは長くて適度な傾斜もあって面白かった。ただし、滑り出しがやたらに急斜面で狭いのはどうかと思う。改善してほしい。下部は初心者向けで緩く、林間コースもある。その分、混雑している。草津は温泉にも入れるし、いいやね。
[かたしな高原]
スキーヤー専門ということで安心して滑ることができた。ただ、リフトが初心者向けということで、どれも遅すぎる。中級コースにかかったリフトはもう少し早くてもいいのでは。上級者に向くコースはない。
東北道方面
[アルツ磐梯]
愛川晶さんと合作した『白銀荘の殺人鬼』の取材のため、彼と光文社の編集さんと三人で訪れた場所。広くて、変化に富んだコースが複数あり、広くてなかなか面白い。しかし、東北にあるため、やたらに寒く、二日目は吹雪いて半日しか滑れなかった(リフトの周りは樹氷だらけだった)。そのおかげで、あの小説の雪に閉じこめられる寒々しい場面を迫真的に描くことができたのである。
上部に猫魔ポールIIという中級コースがガイドによるとあることになっているが、そこから降りてくるには上級コースを通らなければならず、私たちはそこまで行けなかった。
センター・ホテルにある温泉も気持ち良かった。やはり取材は大事であると実感した。
[蔵王]
2002年の3月上旬に行ったら、雪がなくて、あと数日で店じまいという感じだった。良いコンディションの時にもう一度行きたい。温泉には満足。
北海道方面
[キロロ]
黒田研二氏と、光文社の編集者と三人で、取材のために行った場所。4月上旬だったので、もう雪はズクズク。コースも一部閉鎖されている。雪がすぐに解けるので、朝の1時間程度しかまともに滑ることのできない状態だった。広い場所なので、コンディションの良い時にまた行きたい。ただ、新千歳から3時間弱はやはり遠い。